「戦う司書と終章の獣」山形石雄(スーパーダッシュ文庫)

反乱を防ぎ、ふたたび平和を取り戻したバントーラ図書館に突如異変が。書架を守る役目を担う衞獣たちが、護衛領域を脱走し、武装司書たちを襲撃しはじめたのだ!総動員で衞獣に立ち向かう武装司書たちだったが、館長代行のハミュッツが一向に姿を現さない。敗色濃厚になる中で、ハミュッツから全職員に通達されたのは、武装司書の本来の意味と、この世界にまつわる衝撃の事実だった――!そして、最下層では「天国」がついに動き出す。世界の理が変わる瞬間が訪れようとしていた…。新人賞受賞シリーズ第8作!
ハミュッツの口からついに語られる武装司書の真実。それに平行してマットアラストやハミュッツの過去も語られる。
ふー
一瞬たりとも目が離せない展開に呼吸数が少なくなっていたらしく、読み終わった後に大きく息をついていた。
とにかく一言、壮絶。今まで少しずつ出されてきた伏線やヒントから想像された状況を遥かに越えた状況に、そしてその圧倒的な絶望感に度肝を抜かれた。これまでも主要キャラでも容赦なく殺してきてはいたが、まさかここまでやるとは。
ハミュッツの過去に今後の鍵か隠されていることは分かったが、この“誰もいなくなった”状態からどう挽回していくのか想像もつかないだけに、続きが楽しみでしょうがない。