いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「神明解ろーどぐらす」比嘉智康(MF文庫J)

神明解ろーどぐらす (MF文庫J)
神明解ろーどぐらす (MF文庫 J ひ 3-7)

小学・中学と学校のすぐそばに住んでいた池田十勝は、いつもクラスメイトたちが下校時にあった他愛ない話をするのにまじれず、疎外感を味わっていた。そんなわけで遠くの高校へと進学した十勝は今日も、女子ばかりだけど曲者ぞろいの下校友達と一緒に校門を出るのだった……。
くだらない話をしながら道草する! ひたすら無意味でフツーな下校を満喫したい、そんな十勝のアフタースクール・ライフ!!
たぶん、きっと、ラブコメです!!


神明解ってそういうことかwww
確かに新明解国語辞典は神辞典で間違いない。私も高校の時に買った第四版を今でも愛用しております。


今流行の放課後駄弁り小説。ただし舞台は部室ではなく下校時。
僕は友達が少ない』のオタクネタなしバージョンというのが一番近いかな。キャラクターの残念さ加減や主人公への羨ましさ(要するに女子率が高い)がよく似ている。
ネタに走らず純粋に買い食いなどの寄り道を楽しんでいるので、共感できる部分が多く懐かしさを感じる。・・・って、主な読者の中高生は懐かしいとは感じないか(^^;
お気に入りのキャラはネガティブ美少女千歳。残念さ加減ナンバーワンもさることながら、基本沈んでいるからか、ふと浮かれた時の可愛さが引き立っている。
流行りものだけど他のとの差別化もしっかり出来ていていいと思う。面白かった。
今回はどちらかと言えば千歳メインな感じだったから、次はまりもかさきっぽメインかな?



ところで、
十勝の動機を聞いた時、家に鞄だけ放り投げてみんなについていけば良かったんじゃね?と思ったのは私だけですか?