いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



第106回全国高校野球選手権大会 第7日

第一試合
長野日大(長野) 1-9 青森山田(青森)

投打ががっちりとかみ合った青森山田が快勝。
青森山田は投げてはエースの関が104球無四球完封。自慢のクリーンナップは不発も一番佐藤洸の大会第2号ホームランなど周りが躍動、3回と7回の集中打で試合を決めた。
長野日大はヒットは出ていたものの打線としては繋がらず、1点を返すのがやっと。守りではエース山田が変則サウスポーで慣れるまではあまり得点が入らないかと思ったが、3回の連続エラーが痛かった。



第二試合
石橋(栃木) 5-0 聖和学園(宮城)

初出場校対決は石橋に軍配。
石橋は背番号6の入江が投げては11奪三振で完封、打っては三安打と大車輪の活躍。チームに甲子園初勝利をもたらした。
聖和学園は県大会決勝で仙台育英の強力投手陣を打ってきた打線は見る影もなかった。また投手陣も四死球が多く自滅した感が強い。春夏通じて初出場校、甲子園の雰囲気にのまれてしまったか。
逆に昨年春に21世紀枠で出場したメンバーが多くいた石橋はその経験が生きたのかも。



第三試合
霞ケ浦(茨城) 5-4 智弁和歌山(和歌山)(延長11回タイブレーク

霞ケ浦が強豪智弁和歌山を延長で破って甲子園初勝利。
立役者は軟投派の左腕市村と速球派の右腕真仲の二投手。市村はゆったりしたフォームから遅いカーブを軸に打者を翻弄。智弁和歌山を5安打に抑えるナイスピッチング。代わった真仲は一転して力で押すタイプ。気迫の投球で大事なタイブレークで1本のヒットも許さなかった。80キロ台のカーブピッチャーから140キロ台の速球派の交代は、今後対戦するチームも合わせるのが大変だろう。
智弁和歌山は8回、少ないストレートを狙い打った三番四番の連続ホームランで3点差を一気に同点に。そのままの勢いで行くかと思われたが、押し切れずに延長で敗戦となった。
守備のミス絡みで失点し、チャンスは併殺で潰し、近年の智弁和歌山はこういう負け方多いなあ。



第四試合
花巻東(岩手) 0-5 滋賀学園(滋賀)

エース脇本は6安打完封、打線は14安打と投打で花巻東を圧倒した滋賀学園が3回戦へ。
花巻東の分岐点は初回。先頭の簗田がいきなりヒットで出塁するも、投手が投げる前に飛び出してしまい挟まれてアウトになる凡ミス。後続にもヒットが出ていただけに、ここで1点でも取れていれば「やっぱり花巻は強いな」という印象を与えられていたはずなのに、このミスで逆に相手に勢いを与えてしまったように思う。あと、4回の鈍足ランナーが三塁の時にセーフティスクイズ。あれはない。
それにしても花巻東が奮わなかった。やはり一試合分の経験の差は大きいのか。