いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



第104回全国高校野球選手権大会 第7日

第一試合
明豊(大分) 7-5 一関学院(岩手)

取って取られてのシーソーゲームは、9回に突き放した明豊の勝利。
どちらも作ったチャンスは卒なく得点していく打の集中力が高い試合で、見応えのある好ゲームだった。
長打力の面でやや明豊の方に分があったのと、四球の数が勝負を分けた。



第二試合
八戸学院光星(青森) 5-6x 愛工大名電(愛知)(延長10回)

延長までもつれ込んだ名門校対決は、後半勢いがあった愛工大名電がサヨナラ勝ち。
第一試合も面白いゲームだったのだが、第二試合でそれを超えてきた。
7回、点差を広げられた後の守護神岩瀬の見事な火消しからのその裏の同点劇は痺れた。



第三試合
鶴岡東(山形) 3-8 近江(滋賀)

近江山田149球12奪三振完投勝利。甲子園通算9勝目(歴代12位タイ)
打線も逆転された直後に連打で再逆転。その後も小刻みに得点を重ねてと、3回以降は盤石の試合運びだった。
鶴岡東は三回にホームラン2本で逆転した時はおっと思わせてくれたのだが。エラー3つに四死球7つ、守備面でのリズムの悪さが4回以降の噛み合わない攻撃にも繋がってしまったか。



第四試合
海星(長崎) 4-2 天理(奈良)

三回を終わって4-1、塁上を賑わせるランナー多数。この試合は何点入るのだろうと先を予想していたら、そこから試合はまさかの膠着状態に。
勝負を分けたのは8回裏。天理がようやく1点返してなお二死満塁。ここでセカンドが背走ダイビングキャッチのビッグプレー。これが勝負を決めた。

「おいしい旅 想い出編」秋川滝美、大崎梢、柴田よしき、新津きよみ、福田和代、光原百合、矢崎存美(角川文庫)

15年ぶりに再会した友人と訪れた京都。昔話に花を咲かせるが、みなそれぞれに事情を抱えていて……(「あの日の味は」)。亡くした夫との思い出を胸にひとり旅をしていた故郷・神戸で偶然出会った青年。一緒にスイーツ巡りをすることになるが(「幸福のレシピ」)。住んでいた街、懐かしい友人、大切な料理。温かな記憶をめぐる「想い出」の旅を描いた7作品を収録。優しい気持ちに満たされる、文庫オリジナルアンソロジー


『初めて編』と同時発売の食と旅をテーマにしたアンソロジー。どの話にも必ずコロナの影響が出て来る、旅がし難い“今”だからこその旅の短編集。

そうだよ、これだよ。
もう一冊の『初めて編』が重い話ばかりだったことと、こちらはさらに重くなりそうな『想い出編』ということで、身構えながら読んでしまったが、こちらは『おいしい旅』というタイトルで期待する通りの話が出てきて一安心。
そんな、期待通りの食い倒れ道中だったのは「幸福のレシピ」と「下戸の街・赤羽」。どちらもスイーツメインだったのは個人的には残念だったけど、純粋な食への感動、嫌な気分を食べて吹き飛ばす明るさ、思いがけぬ再会と『おいしい旅 想い出編』のタイトルに相応しい話だった。
食の面でのイチオシは「からくり時計のある町で」本場ドイツのビールとウインナーが本気で羨ましい。
他にも、仲良しだった三人の女性が、年を重ねて出来てしまった壁と久しぶりに会ったことで少し溶けた蟠りを、京都の情緒と共に味わえる「あの日の味は」。地方ラジオ局の局長とパーソナリティが駄弁ってるだけという変化球「旅の始まりは天ぷらそば」。そっちかよ!と思わずツッコまずにはいられない、どんでん返しが楽しめる「ゲストハウス」とバラエティー豊かなラインナップ。そして締めは、80過ぎのお婆さんが数十年ぶりの故郷横浜で沢山の思い出に触れる「横浜アラモード」でしっとりと。
話の種類も色の種類もバラエティーに富んでいて、しんみりすることはあっても沈んだ気持ちで読み終わる話はなく、アンソロジーとして楽しい一冊だった。

第104回全国高校野球選手権大会 第6日

第一試合
仙台育英(宮城) 10-0 鳥取商(鳥取)

前半こそランナーが出てもホームが遠い仙台育英だったが、6回の初得点を皮切りに一気の攻勢。6回と8回に5点ずつ取って完勝。
鳥取商は粘りの守備で5回まで0-0。これはひょっとすると?と思ったのだが。攻撃では点を取れる気配がまるでなかったので、勝ち目はなかったか。
仙台育英の投手陣五人全員が140km/h出せるとマスコミが騒ぎ立ててるみたいだけど、マシンでいくらでも速い球の練習が出来る今、球速が出ることに意味があるのか甚だ疑問だ。



第二試合
高松商(香川) 14-4 佐久長聖(長野)

1番浅野の二打席連続ホームランなど、高松商が追いすがる佐久長聖を後半大きく引き離して快勝。
注目のスラッガーは浅野は右へ左へスタンドに放り込む前評判通りの活躍。逆風を切り裂いて右中間スタンドに持っていった一本目は間違いなく高校生レベルではない。
佐久長聖は中盤までは取られたら取り返す接戦を演じられていたが、後半は完全に力負け。甲子園で勝つには投手力が足りなかった。



第三試合
明徳義塾(高知) 1-2 九州国際大付(福岡)

変則サウスポー・明徳吉村、小さな技巧派左腕・九国香西の投手戦は香西に軍配。
九州国際大付は自慢の打線が明徳吉村の前に5安打に抑えられたが、香西の快投に救われた。
明徳義塾としては思惑通りにロースコアゲームに持ち込めたのだが、唯一の守備の綻びが決勝点に繋がってしまったのが悔やまれる。
佐倉くんは甲子園に来ると相変わらずか。二年生四天王なんてマスコミが騒ぎ立てるから無駄に力が入るのでは?



第四試合
下関国際(山口) 5-0 富島(宮崎)

下関国際が勝ったというか、富島が勝手に自滅したというか。
下関国際の守備の粘りを褒めたいところだが、富島が1回から6回まで毎回ランナーで、その大半をスコアリングポディションまでランナーを進めておきながら1点も取れない攻撃は、流石に不甲斐ないとしか言いようがない。失点はミス絡みで、あれだけチャンスを逃し続ければ相手に流れが行くのは当たり前。

これからがほんとうの地獄だ・・・(今週のアニメ感想2)

リコリス・リコイル 第6話 Opposites attract

主人公と最強の敵の出会い、という物語のターニングポイント。
でもまあそんなことより、同棲始めました。←こっちでしょう!
たきなが来た時の千束の嬉しそうな顔ときたら。たきなのベストショットはじゃんけんに初めて勝った後。可愛すぎだろ。
それにしてもDAとか言う腐り切った組織。真島に潰してもらった方がよくね?


オーバーロードIV Episode5 ドワーフの国を求めて

アインズ様、面倒な案件を部下に丸投げ。いけませんねえ。
アウラの有能さが目立つ回。自分で考え自分で動く、アインズの真意をちゃんと理解できているのが偉い。それに引きかえシャルティアさんぇ・・・
ドワーフはカルネ村以来のちゃんと友好的な集団になるのかしら。


ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ 新章 迷宮篇 第3話 『寄生―ヤドリギ―』

見たか世界よ!これがベルくんのヒロインホイホイ力だ!
ってことで、マリィちゃん登場。顔見せだけだけど。
パーティとしてはベルの離脱でピンチから窮地へ。
さあ上と下でパーティ(地獄)の始まりだ。

第104回全国高校野球選手権大会 第5日

第一試合
大阪桐蔭(大阪) 6-3 旭川大(北北海道)

大阪桐蔭が苦しみながらも逆転で2回戦へ。
誰もが大阪桐蔭の大勝を予想した試合で、一時は3-0とリードし王者を追い詰めた旭川大。後半、攻守でミスが出てアンラッキーも重なって結局破れてはしまったが、その戦いぶりが見事の一言。ワクワクさせてもらった。
絶対王者であっても初戦は難しい。でもここを乗り越えたことで、この試合が一番の接戦で後は……ってことになりそうではある。



第二試合
聖望学園(埼玉) 8-2 能代松陽(秋田)

序盤から堅実に得点を重ねていった聖望学園が快勝。
点を取れるときにきっちり取り切る。出来そうで出来ないことを実践した聖望学園は間違いなく強いチーム。
能代松陽は2アウトからの失点が多く、守備の面での粘りが足りなかった。



第三試合
鹿児島実(鹿児島) 1-2 明秀日立(茨城)

終盤まで1点を争う大接戦。
どちらにもタイムリーがない守備の粘り合いの試合だったのだが、終盤に鹿実の守備に綻びが。
決勝点の引き金になったセカンドの雑なプレー。あれはないわ。試合後大説教だろな。
鹿実の左腕赤崎は持ち味を十二分に発揮して内野ゴロの山を築いたのだが、まさかの自責点ゼロで敗戦投手に。