いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



第96回選抜高等学校野球大会 第4日

第1試合
宇治山田商(三重) 5-4 東海大福岡(福岡)

宇治山田商が追いすがる東海大福岡を振り切って初戦突破。宇治山田商が1点先制すると東海大福岡がすぐさま追いつき、宇治山田商が3点勝ち越せば東海大福岡3点返すという息をつかせぬ攻防だった。
投げる打つの個々の能力は東海大福岡の方が上のように感じたが、ワイルドピッチ×2の無駄な失点にもったいない走塁死など自滅した感は否めない。



第2試合
広陵(広島) 3-1 高知(高知)

広陵高尾が117球完投勝利。失点は味方のエラーが重なった1点のみで実質完封。
140㎞/h以上がコンスタントに出るストレートと低めに集められる変化球。小さなエース高尾君、いい投手だあ。高知の二人の投手もなかなかの好投手だったが相手が悪かった。
やっぱり外野手が前に出過ぎのような。芯を食えば飛んでそれ以外は飛ばない、おまけに打球音も今までと違う。外野手受難の大会になりそう。


 
第3試合
京都国際(京都) 3-4x 青森山田(青森)

青森山田が9回サヨナラで意外にも春センバツ初勝利。(ちなみに夏は12勝だそうな)
青森山田は失点はミス絡みだったが、その代わり随所にファインプレーが出て、京都国際に一度もリードを許さなかったのが勝因か。センターの背走ダイビングキャッチはお見事の一言。

第96回選抜高等学校野球大会 第3日

第1試合
創志学園(岡山) 7-0 別海(北海道)

創志学園がエース山口が14奪三振完封。打線は足を絡めて効率的に点を取って7得点。完勝だった。
別海は創志学園の積極走塁に慌ててしまったのか5失策など守備の乱れが目立った。
選手にも差はあったがそれ以上に監督の差が大きかった印象。流石は門馬監督、東海大相模を何度も日本一にしている手腕は伊達じゃなかった。



第2試合
山梨学院(山梨) 7-1 京都外大西(京都)

昨年の優勝チーム山梨学院が先制は許したものの、その後は落ち着いた試合運びで順当に勝ち上がり。
カメラが揺れるほどの暴風に寒さ、後半は雨まで降った厳しいコンディションの試合で、京都外大西に多く気の毒な守備が出てしまったが、条件は同じだから言い訳にはできないな。



第3試合
耐久(和歌山) 1-7 中央学院(千葉)

中央学院が春夏通じて三度目の出場で甲子園初勝利。
耐久は頼みのエースが利き腕の肘にデッドボールを受けるアクシデントなどもあり完敗。甲子園は初出場校に厳しい。
ダイジェストを見て気になったのは6回裏。中央学院が二本の三塁打などで3点取ったが、耐久はいくら打球が飛ばないと言っても前進守備で前に守り過ぎだったのでは?

J2 第5節

ジェフ千葉 1-3 清水エスパルス


今日が春分だったのね。明日かと。
仕事が終わって結果を見たら勝っているというのは精神衛生上たいへんよろしいな!(今期三度目)
しかし今日は基本劣勢だったようで。それでも勝てていることを喜べばいいのか、ゲームをコントロールできないことを嘆いた方がいいのか。去年は負け試合でもある程度ゲームをコントロール出来ていたように思うけど。
そんな中、救世主はやっぱり神様仏様乾様。そこからニアにぶち込むのかぁ(恍惚)
スタッツを見るとシュート7本中5本が枠内という奇跡の数字なんだけど。いつもはこの倍打っても5本も枠いかないのにw

第96回選抜高等学校野球大会 第2日

第1試合
豊川(愛知) 4-11 阿南光(徳島)

序盤からリードを広げた阿南光が豊川に快勝。二塁打2本に4打点の二番西村の活躍が光った。
豊川も3番モイセエフの今大会第一号ホームランなどで終盤追い上げたが、投手陣が11失点では。
低反発バットがあまりに飛ばないので、今大会ホームランゼロを覚悟していたし、二桁得点の試合も無いかと思ってた。それが一気に覆された。良かった。
いくらバットが飛ばなくても、全国大会レベルの投手でなければ打たれるということと、ちゃんと芯で捕えればホームランは出るということを証明してくれた試合だった。



第2試合
敦賀気比(福井) 0-1 明豊(大分)

明豊が延長目前の9回裏2アウトから劇的サヨナラ勝利。
終始押し気味に試合を進めていた明豊が順当に勝ったのは良かったのだが、一試合目と打って変わって飛ばないバットここに極まれりな試合内容だった。
両先発左腕が立ち上がり制球に苦しんでいて、通常なら序盤に点が動く展開だったのにまさかのゼロ行進。名門校同士の対決であの隙をどちらも生かせないのはちょっと考えられない。
そんなに悪くない当たりの内野ゴロでも、打球が失速して野手が待って取っている様子が見てて悲しい。



第3試合
学法石川(福島) 0-4 健大高崎(群馬)

地力に勝る健大高崎が終盤に得点を重ねて快勝。学法石川は9回にチャンスを作るもあと一本が出ず。
健大高崎はプロ注Wエースという触れ込みで二人とも出てきたけど、それほどか?という印象。と思ったら、両方まだ二年生だったのね。今年来年の成長に期待しています。
ところで、健大高崎は機動破壊はやめたんだっけ? 盗塁たった1はそれはそれで寂しい。

「豚のレバーは加熱しろ(n回目)」逆井卓馬(電撃文庫)

豚のレバーは加熱しろ(n回目) (電撃文庫)

“あれ”から一年が経とうとしていた。
「豚さんはすっかり、私がいないと生きていけない身体になってしまいましたね」
嬉しそうに言うジェスの手には頑丈な鎖が握られている。鎖の先にはブヒブヒと鳴く一匹の豚――もちろん、俺だ。
豚と美少女、二人の奇妙な共同生活がいま、舞台を変えて再び幕を開ける。
“あれ”から四年後のメステリアでは、かつての旅の仲間たちが奮闘を続ける。英雄は遂に結婚式を挙げようとしていた。イノシシはかつての飼い主と再会。龍族の青年は双子の子守りに明け暮れていた。
世界は刻々と変わっていくが、旅はずっと続いていく。これはそれをほんの少しだけ切り取った、おまけの一冊だ。


あれから一年後のジェスが来てしまった日本と、あれから四年後のメステリアの現状が語られるシリーズ完結編。
ジェスが日本に来てついにご対面……こっちでも豚になるんかい!
というわけで、一年後の日本では「最後の旅は豚の故郷で」という粋な計らい、エピローグらしい楽しい旅路だった。東京あり地方あり、豚による蘊蓄盛り沢山でまるでブラ〇モリの様……だと思っていたら、本人が言ってたわw というかこれ、旅というより観光デートなのでは?
ジェスが意外と日本文化に馴染んでいて、そこを含めて豚との旅を心底楽しんでいるのが分かるのがいい。時折ヤンデレの気配を出しつつも、やっぱりジェスは一途で素直で可愛いことが最後にして再認識できた。ジェスたそ~
四年後のメステリアの方は、まだまだ問題は山積みながら少しずつ良い方向に向かっているメステリア様子が、サブキャラ達の視点で語られる。
二人の旅で出会ってきた、助けてくれた仲間たちがそれぞれに自由と幸せを掴んでいる様子にどれもジーンとくる。中でも一番はセレス。ジェス以上に報われてこなかった彼女が幸せを掴めたことがとにかく嬉しい。
そしてラストは……。
幾多の試練と障害を乗り越えて、世界の壁まで破ってしまった一人の少女の一途な想いが通じた瞬間に感無量。暴走と邪魔で締まらない感じなるのもまた、この二人らしくて良し。
旅に始まり旅立ちで終わる、少女と豚が出会って旅をする物語の最後に相応しい納得の最終巻だった。忘れていた伏線も回収されていたしね。完結おめでとうございます。厳しくも楽しい旅路と、最高に可愛いヒロインをありがとうございました。