いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



第106回全国高校野球選手権大会 第9日

第一試合
中京大中京(愛知) 3-4 神村学園(鹿児島)

強豪校同士の対決はどちらに流れが行くかわからない息詰まる接戦に。
序盤はやや中京ペース、クーリングタイム明けはやや神村ペース。ヒット数、チャンスの数はほぼ互角で1点差で9回に。
9回表、神村学園2番入耒田の大会第5号ソロホームラン、結果的にこれが効いた。中京大中京が9回裏に1点差に迫るもそこまで。
神村学園が逆転で苦しい試合を制した。この先に進むためには四番正林の復活が待たれる。

ホームランの時も勝った時も選手よりも監督が喜んでいて、こういういい方は失礼かもだけどなんか可愛かったw



第二試合
岡山学芸館(岡山) 2-0 掛川西(静岡)

岡山学芸館が二試合連続完封で3回戦へ。
岡山学芸館は無四球完封の先発丹羽の出来もさることながら、内野の守備の固さが本当に素晴らしい。ただ打線が非力な所為なのか、どうしても投手戦というより貧打戦に見える。今後はどれだけ打線が奮起できるかに掛かっている。
掛川西は投手陣が2失点なら出来すぎくらいのなのだが、頼みの打線が沈黙。特に4番以降下位打線の淡白さが目に付いた。
初球の真ん中付近のストライクを見逃し2球目のボールになる落ちる変化球を空振りで2ストライク。このパターンがあまりにも多かった。これでは相手投手に楽をさせるだけ。



第三試合
早稲田実(西東京) 1x-0 鶴岡東(山形)(延長10回タイブレーク

鶴岡東エース桜井、強力早実打線を9回無失点に抑えるも延長10回タイブレークで力尽く。
試合のメインは鶴岡東エース桜井vs早実打線。好投手でも早実打線を抑えるのは難しいから、5点くらいの勝負になるんじゃないかと考えていたのだが……。まさかの9回までゼロ行進で延長にもつれ込むなんて。こんな試合展開は予想外。
好投手桜井と堂々と投げ合った早実中村のピッチングが見事だった。地方大会も甲子園初戦も全く振るわなかった早実投手陣がこんな好投するなんて思ってもみなかった。ごめんなさい。



第四試合
大社(島根) 5-4 創成館(長崎)(延長10回タイブレーク

接戦を制した大社が107年ぶりの夏2勝。
攻める大社に守る創成館の構図。ヒット数は大社の方が多かったものの、大社のエラーなどの少ないチャンスを確実にものにしていった創成館がリードしていく展開。
潮目が変わったのが8回、創成館初めてのエラーとスクイズで2点差が同点に。タイブレークとなった延長10回も創成館のエラーからの大社が2得点。創成館は甲子園で犯した、たった2つのエラーがどちらも致命傷になってしまった。やはり接戦ではここぞでエラーした方が負ける。