いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



第104回全国高校野球選手権大会 第8日

第一試合
有田工(佐賀) 3-5 浜田(島根)

6回に集中打で勝ち越した浜田が逃げ切り勝ち。
浜田は立ち上がり以降は内安打しか打たれていなかった先発波田を5回でスパッと交代。これが功を奏したか。
有田工は敗れはしたが、珍しい投手で一番打者の塚本が投げては完投、打っては全打席出塁と大車輪の活躍を見せてくれたり、八番山口が左右の打席をコロコロ代えるなど、常識に囚われない面白い野球を見せてくれた。まあ打席コロコロは、本人に打つ気が見られないのと、一々ベンチ見てから打席を代えるのが遅延行為に見えたから不快だったけど。案の定審判に注意されてるし。



第二試合
九州学院(熊本) 14-4 帝京五(愛媛)

九州学院の打棒が爆発。19安打14点で帝京五に快勝した。
九州学院は先発全員複数安打と一番から九番まで満遍なく打って、切れ目のない打線を披露。おまけに熊本大会は不調、この試合の序盤でも調子の悪そうだった四番村上が、一本のヒットをきっかけに最終打席で力強い当たりを飛ばしていたのが今後に向けて好材料
帝京五は3回までは毎回得点で追いすがったが、その後は突き放される一方に。守備のミスが大量失点に繋がってしまったのが痛かった。



第三試合
智弁和歌山(和歌山) 3-5 国学院栃木(栃木)

今年最後に登場の昨年王者、まさかの初戦敗退。
国学院栃木は序盤に投手をどんどんつぎ込み相手の目先を変えると共に、エース盛永の負担を減らす作戦が大成功。打線では絶好調6番長田の4安打3打点の活躍が光った。
智弁和歌山三者凡退は7回の1イニングだけと毎回のようにチャンスは作っていたのだが、三併殺もあり3点止まり。待たされて実戦から離れてしまった弊害と、一戦経験しているかどうかの差が出てしまったか。昨年優勝チームとはいえ、年が変われば別チームだからねえ。



第四試合
敦賀気比(福井) 8-6 市船橋(千葉)

序盤は劣勢も中盤からペースをつかんだ敦賀気比が逆転勝利。
市船橋としては前の試合で2回途中KOの坂本が4回1失点、その間に3得点で2点リードと4回までは理想的な試合運びだったのが、エース森本が7失点の大誤算。また四番片野も併殺打二つを含む5タコとこれまた大誤算。エースと四番が機能しないで勝つのは難しい。
敦賀気比は勝つには勝ったが、エース上加世田がKOされた1回戦同様全体的に球が高く四死球も多く、どう見ても本調子でないのが気がかり。