いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



第104回全国高校野球選手権大会 第12日

第一試合
愛工大名電(愛知) 2-6 仙台育英(宮城)

序盤にリードを広げた仙台育英が点数さ以上の完勝。
仙台育英は先発斎藤が1安打無失点5回までで15人斬りの完璧なピッチングで流れを呼び込むと、打線は3回までに5得点で早々に試合を決めた。
愛工大名電はエース有馬の不調にリリーフ岩瀬も火消失敗。打っても7回まで出したランナーを全て併殺でなくすツキのなさと、良いところなし。これまでの強さを欠片も見せることなく敗れた。



第二試合
高松商(香川) 6-7 近江(滋賀)

近江山田と高松商浅野の注目の対決は3安打1HR1敬遠で浅野の完全勝利。しかしチームとして勝ったのは近江。
高松商は打線は山田相手に6得点と期待以上の働きを見せてくれたのだが、守りの方が多くの四死球(計10個)と度重なるエラー(記録上4個、実質はそれ以上)で余計な失点をしていたのが敗因。
抜きつ抜かれつのシーソーゲームで観ている方としてはとても面白いゲームだった。ただ6点も取られた山田の肩肘が心配ではある。



第三試合
大阪桐蔭(大阪) 4-5 下関国際(山口)

大阪桐蔭まさかの敗戦。
下関国際は簡単に三振しなかった打線の粘りが見事。その粘りが止めたバットに当たった当たりがヒットになったり、ベースに当たるタイムリーツーベースが出たりと、ジャイアントキリングを起こすのに必須の運を呼び込んだ。珍しいトリプルプレーなど守りでもツキがあった。 
大阪桐蔭は沢山の四球を貰いながら、あと一本が出ず残塁祭り。何かがちょっとズレれば大量得点になりそうな気配はあったが、負ける時はこんなものなのだろう。



第四試合
聖光学院(福島) 10-5 九州学院(熊本)

中1日でも臆せずエースを送りこんだ聖光学院、エースを温存した九州学院。明暗くっきり。
聖光学院エース佐山はこれまでのような制球力はなく最終的には5失点したものの、4回までは3安打1失点の無難な内容。一方、九州学院は出す投手がみんな打たれ、4回までに11安打9失点でほぼ試合終了。5回から投げたエース直江は4回2安打1失点だっただけに、結果論ではあるが、なんとも悔いが残るもったいない敗戦となってしまった。


東北勢が2校残って大阪桐蔭が破れて、これは東北勢初優勝大チャンスか!と思ったら、準決勝でつぶし合うのね(^^;
それでも決勝には必ず1校残ると考えると可能性は大有り。今年を逃すとまた10年くらい遠ざかりそう。