いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



小説

「響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 前編」武田綾乃(宝島社文庫)

部長=黄前久美子、副部長=塚本秀一、ドラムメジャー=高坂麗奈の新体制で新年度を迎えた新・北宇治高校吹奏楽部。またもや少々クセのある新入部員に加え、今年は強豪・清良女子高校からの転入生である黒江真由が入部したことにより、部内に再び波乱が巻き…

「新宿もののけ図書館利用案内」峰守ひろかず(メゾン文庫)

新宿・舟町の住宅街にひっそりと佇む深夜営業の「新宿本姫図書館」。本を返す時には必ず別の本を添えなければならないという奇妙なルールがあるこの館には、人間でないものばかりが訪れる――。人間の身でありながら、訳あって本姫図書館で働くことになった末…

「時給三〇〇円の死神」藤まる(双葉文庫)

「それじゃあキミを死神として採用するね」ある日、高校生の佐倉真司は同級生の花森雪希から「死神」のアルバイトに誘われる。曰く「死神」の仕事とは、成仏できずにこの世に残る「死者」の未練を晴らし、あの世へと見送ることらしい。あまりに現実離れした…

「誰がために鐘を鳴らす」山本幸久(角川文庫)

来年には廃校、共学なのに女子がゼロ、の高校に通う錫之助。担任のダイブツに頼まれて、同級生の土屋、播須、美馬と音楽室を片付けていたら、昔使われていたハンドベルを見つける。女子高との合同練習目当てに4人はハンドベル部を結成することに。チームワー…

「妖怪解析官・神代宇路子の追跡 人魚は嘘を云うものだ」峰守ひろかず(メディアワークス文庫)

鷹橋川で発見されたミイラ化した遺体の上半身と、それに合致する巨大な魚の下半身。 怪事件に悩まされていた新米刑事の御堂陸は、手がかりを求め、美貌の科学者・神代宇路子の許へ押しかけることに。私生活はちょっぴりだらしないが、妖怪、特に人魚について…

「世界で一番かわいそうな私たち 第二幕」綾崎隼(講談社タイガ)

フリースクール〈静鈴荘〉で教師として働きはじめた佐伯道成は、一人の生徒を追い詰める深刻なトラブル――謂れのない罪の告発と嫌がらせに直面する。大人の悪意から子どもを守ろうと必死に奔走する佐伯だったが、先輩教師の舞原杏が選択した救済のカタチはあ…

「さとり世代の魔法使い」藤まる(双葉文庫)

「北条雫、19歳。どこにでもいる平凡な女子大生のようですが…実はわたし、平成最後の魔女なんです!」祖母から魔女の能力を受け継いだ雫の前に、ある日、10年ぶりに幼馴染の爽太が現れた。「魔法で人助けなんて時代遅れ」とすっかり冷めている雫だが、爽太は…

出張移動中の読書

近藤史恵さんの『サクリファイス』シリーズの二作目から最新刊まで。 『サクリファイス』は犯人は?手口は?なミステリだったのに対し、それ以降の物語は人間ドラマと自転車競技の魅力を伝えることに注力している感じだった。但し、誰かから聞かされたその人…

「叡智の図書館と十の謎」多崎礼(中公文庫)

どこまでも続く巨大な砂漠の果て、そこには古今東西の知識のすべてが収められ、至りし者は神に等しい力を手に入れる図書館があるという――長い旅路の末、たどり着いた旅人がひとり。鎖に縛められたその扉を開かんとする彼に守人が謎をかける。鎖は十本、謎も…

「ニセモノ夫婦の紅茶店 ~あなたを迎える幸せの一杯~」神戸遥真(メディアワークス文庫)

穏やかな海辺の町、千葉の館山にひっそりと建つ紅茶専門の喫茶店『Tea Room 渚』。店を営む“夫婦”には、4つのルールがある。 1.互いの部屋には入らない。 2.共同生活に関わることは一人で判断しない。 3.本当の夫婦でないことは他言しない。 4.どちらか一方…

「美酒処 ほろよい亭 日本酒小説アンソロジー」前田珠子他(集英社オレンジ文庫)

日本酒好き男子VSワイン好き女子による川中島合戦、開幕?スマホ在住の「桜の神様」に振り回された女子の奮闘? 日本酒好きな父の無茶振りに娘は? 居酒屋で酔いつぶれた謎の女を拾った男は? 女友達と飲んでいたらあれよあれよと扉が開いて? カタブツ女子…

「おいしいベランダ。 スミレと6粒のチョコレート」竹岡葉月(富士見L文庫)

栗坂まもりは、イケメンだけどベランダ菜園マニアの亜潟葉二とお隣さんで恋人どうし。 マンション改装も終わった冬。張り切って新たにスミレをベランダ菜園にお迎えしたまもり。バレンタインにこの花を活躍させる計画でわくわくする一方、友人の湊と周の間に…

「占い居酒屋べんてん 看板娘の開運調査」おかざき登(実業之日本社文庫)

女子高生の菜乃は、駅の改札でスリの現場に遭遇、あやかを救う。財布を盗まれずに済んだあやかは、お礼に自らの酒屋で唐揚げ定食をご馳走。その美味しさに驚いた菜乃は、店で働くことに――。グラスに落とした花びらで運勢を見るカクテル占いのあやか、本業は…

2/8の雑談

今日もかなり暖かいんだけど、本当に明日雪降るのかい?(・ω・) お届き物 「占い居酒屋べんてん 看板娘の開運調査」おかざき登(実業之日本社文庫)

「筆跡鑑定人・東雲清一郎は、書を書かない。鎌倉の夜は、罪を隠さない」谷春慶(宝島社文庫)

東雲清一郎は、大学生活のかたわら書家として活動し、筆跡鑑定も行う超絶イケメン。だが、中身はトゲトゲなハリネズミのような毒舌家だ。おしゃれなカリグラフィー、図書館本の落書き、離別した父からの手紙、そして過去からのメッセージ――「気持ちに嘘はつ…

「春、ひとり暮らし。隣に住むのはお姉さん。」森川絵夢(宝島社文庫)

両親の海外赴任でひとり暮らしを始めることになった黒塚誠一郎。引っ越したマンションの五階には、秋田すずと野花茜、二人のお姉さんが住んでいた。手料理をおすそ分けされたり、一緒にごはんを食べたり……。新生活には新しいドキドキが詰まっていた。人目を…

2/6の雑談

オレンジ(百均)が近々閉店するらしい。 ついにダイソー以外の百均がなくなってしまった(´・ω・`) まあ、オレンジは数年前からダイソー傘下になっていたから、選択肢がないのは前からなんだけど。 跡地にセリアとか……そういえば近くにあったセリア、もっと…

「君と漕ぐ ながとろ高校カヌー部」武田綾乃(新潮文庫nex)

両親の離婚で引っ越してきた高校一年生の舞奈は、地元の川でカヌーを操る美少女、恵梨香に出会う。たちまち興味を持った舞奈は、彼女を誘い、ながとろ高校カヌー部に入部。先輩の希衣と千帆は、ペアを組んで大会でも活躍する選手だったが、二人のカヌーに取…

1/29の雑談

カタール-UAE観てたらコトブキ飛行隊忘れちゃった(‘ ▽‘)ゞ カタールが強かったというより、UAEが弱かった。それよかUAEの観客の民度低すぎてね(;´Д`) 断交中でまともにサポーターが入れないカタールと、行くには遠い日本。ガラガラの決勝になるのでは? …

「言鯨【イサナ】16号」九岡望(ハヤカワ文庫JA)

神“言鯨(イサナ)”によって造られた砂の時代。全土は砂漠化し、人々は言鯨の遺骸周辺に鯨骨街(げいこつがい)を造って暮らしていた。街々を渡る骨摘みのキャラバンで働く旗魚(かじき)は、旅の途中で裏の運び屋・鯱(しゃち)と憧れの歴史学者・浅蜊(あ…

「世界で一番かわいそうな私たち 第一幕」綾崎隼(講談社タイガ)

戦後最大の未解決事件〈瀬戸内バスジャック事件〉に巻き込まれた十年前のあの夏から、声を失った三好詠葉、十七歳。彼女は舞原杏が教壇に立つフリースクール――静鈴荘で傷を抱える子どもたちと学び、穏やかに暮らしていた。佐伯道成が教師として働きはじめる…

「横浜ヴァイオリン工房のホームズ」上津レイ(メディアワークス文庫)

横浜本牧の片隅に佇む弦楽器修理工房『響』。この店のオーナー響子さんは、美しいが人間嫌いの風変わりな女主人だ。元天才ヴァイオリニスト、人並み外れた聴覚を持つ彼女の事を知る人は皆こう呼ぶ――絶対音感探偵、と。 あらゆる音を聴き分ける力とホームズば…

「ノーブルチルドレンの初恋」綾崎隼(メディアワークス文庫)

美波高校の演劇部、舞原吐季と琴弾麗羅のもとに、映画出演の打診が舞い込む。依頼者は映画研究部を退部し、同好会を立ち上げた笹森瑛斗と長井涼介。二人は「高校生映画コンクール」で受賞することで、かつての部員たちを見返そうと躍起になっていた。 頼まれ…

12/26の雑談

いやらしい日付 夕方になってドバっと次の仕事の資料来た。 正月休むなってことらしい('A`) まあ、冗談だけど。 新しい仕事のスタート時は一番問い合わせたいことが多い時期だから、相手がいないと進まないので。 明々後日まで仕事して、3日か4日スタートっ…

「アンドロイドの恋なんて、おとぎ話みたいってあなたは笑う?」青谷真未(ポプラ文庫ピュアフル)

佐藤真白は、義肢のリハビリ専門病院で事務スタッフとして働いている。外見が生身の女性と寸分違わぬ精巧さで作られているが、実はある研究機関から送り込まれたアンドロイドだ。ある日、院内の庭で散らばったカードを集めている青年・響に声をかけられる。…

「昭和少女探偵團」彩藤アザミ(新潮文庫nex)

立てば芍薬、座れば牡丹 謎解く姿は少女名探偵! 和洋折衷文化が花開く昭和 6年。女学校に通う花村茜と級友たちに怪文書が届いた。疑われた親友を庇う茜の耳に凛とした声が響く。──「やれ、アリバイがないのは僕も同じだぞ」。謎めいた才女・夏我目潮だった…

「本と鍵の季節」米澤穂信(集英社)

堀川次郎は高校二年の図書委員。利用者のほとんどいない放課後の図書室で、同じく図書委員の松倉詩門(しもん)と当番を務めている。背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、快活でよく笑う一方、ほどよく皮肉屋ないいやつだ。 そんなある日、図書委員を引退した…

「編集者ぶたぶた」矢崎存美(光文社文庫)

小説家の礼一郎は、依頼をくれた編集者と初めて会う約束をした。待ち合わせの喫茶店に現れたのは、どう見ても小さなピンクの、ぶたのぬいぐるみ。これは夢だ、と思った礼一郎は、おもしろがって、ぬいぐるみに新作の構想を話し始めるが……(「長い夢」)。編集…

12/15の雑談

月一姪たちが遊びに来る日でした。 今日も今日とてキッチンのおじさんだぜぃ。冬は鍋でいいから悩まなくていい。 最近はゲームすることも少なくなって、楽なような寂しいような。恒例でカードゲームはするんですけどね。 お届き物 「本と鍵の季節」米澤穂信…

「スープ屋しずくの謎解き朝ごはん まだ見ぬ場所のブイヤベース」友井羊(宝島社文庫)

早朝にひっそり営業するスープ屋「しずく」。シェフ・麻野がこしらえるスープにかかれば、お客の心と不思議な謎があっという間にとかされる。女の子の母親に幽霊が乗り移った? ジビエにまつわる記憶が抜け落ちたのはなぜ? 亡き大叔父が家に隠したお宝はど…